何よりも物の実体に迫った制作
工芸科は箱やお皿を作るのかな......?
そんなイメージを持っている人も多いですが、実は全然違います!
私たちが普段使う日用品から芸術作品、伝統工芸品まで様々な素材に対して向き合い、追求していく工芸科。
基本のデッサンから、平面構成、立体と通して粘り強く素材を確認し、作り込む力を養いましょう。
授業内容
工芸科クラスは、東京芸術大学工芸科を目指すカリキュラムになっており、主に鉛筆写生、平面表現、立体表現の対策を行います。
基本的にモチーフをリアルに描写、模刻することが重視されますが、近年の入試は発想力や日頃の観察を問う傾向もあります。様々な入試に対応できるよう、幅広い課題に取り組んで行きます。
私立大学の工芸科を目指す方は、ほとんどの場合私大デザイン科クラスの所属になります。
鉛筆写生(石膏像デッサン)
鉛筆を使用した石膏像デッサンです。
形態を一つひとつしっかりと描き起こしていく表現力、観察力を身につけ今後の創作活動の源とします。
平面表現
水彩絵の具を使用し平面の表現をします。
モチーフをリアルに描く描写力と、それらを組み合わせて美しい画面にする構成力、色彩感覚を磨きます。
立体表現
水粘土を使用し、モチーフや想定物を用いて立体の表現をします。
モチーフをよく観察し、細かな部分まで追求して模刻する力と、形体のデザイン力を身につけます。
参考作品
年間予定カリキュラム
前期
○「基礎力」を充実させる
基礎的な課題をじっくり丁寧にこなし、デッサン力・色彩感覚・造形力を徹底的に強化し、一年間の基礎となる土台をつくっていきます。デッサン・平面・立体基礎特訓
細密描写(デッサン・着彩)夏期講習会
○「弱点」を克服する
デッサン、平面構成、立体構成の課題でも基礎的な観察力と描写力を強化し、感覚的な表現を身につけていきます。推薦入試の提出作品にも対応します。コンクール
後期
○「応用力」を身につける
自由制作で各自の自由な表現の幅を広げ、後半は受験校を絞り込み目標を明確にすることで作品の完成度を上げていきます。
保護者面談冬期講習会
○「実践力」を鍛える
入試を想定した実践的な課題に取り組み、入試に対応する力を身につけます。センター試験に備えた学科対策も万全です。コンクール
入試直前講習会
○いよいよラストスパート
各専攻にあわせた選択課題で無駄のない的確な対策カリキュラムに取り組み、試験に強い作品で志望校合格を目指します。
東京芸大・国公立芸大特訓
工芸科に必要な道具
【鉛筆デッサン】
・白象紙
・パネル
・鉛筆(3H~6B)
・練ゴム
・消しゴム
・ガーゼ
・カッターナイフ
・測り棒
・定着液(フィクサチーフ)
・クロッキー帳
・クリップ
・水張り用具【平面構成】
・パネル
・画用紙
・アクリル絵の具(24色以上)もしくは透明水彩絵の具
・紙パレット
・絵皿
・筆(各種)
・バケツ
・雑巾
・クロッキー帳
・デッサン用具
・水張り用具【立体構成】
・粘土ベラ(3~5本)
・直定規
・三角定規
・霧吹き
・雑巾
・ビニール袋(大)
画材は各自で用意して下さい。当学院でも販売しています。 これから道具を揃えるかたは説明しますので、必ず事前にご相談ください。
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