クロッキーと画力
2020/06/11
ブログ
こんばんは!
デザイン科主任の熊谷です。
1日かけてのクロッキー。終了後、生徒たちもかなりお疲れの様子でしたが、
今回の授業で、クロッキーの大切さや楽しさを実感してもらえたら嬉しいです。
生徒のクロッキーを紹介。
クロッキーとは。
対象を簡略に写生したもの、すばやく描き留めたものを意味する絵画用語です。
主に人物、動物などの動く対象を短時間に描写する素描の事をいいますが、受験では石膏でも行います。
短時間でモノの特徴を捉える事で、少ない情報量やシンプルな線で、情報を伝達する力を養うことが出来ます。
限られた時間で描くことで余計な情報(細かい描写や装飾)をそぎ落として、いちばんそのモノを構成している重要な要素だけを抽出する事になるので、モノを的確に捉える練習になります。
本質へ最短距離で辿りつけるようになるので、同じ時間で出来ることの幅が広がり、結果的に画力が向上します。
しっかりと描き込んだデッサンも重要ですが、この本質を見抜くチカラを養うには、クロッキーは打ってつけです。
熊谷