2016年06月03日 (金)

    藝祭のはなし。

デザイン科主任です。

 

夏が近い。

 

夏といえば、祭。

 

祭りといえば、そう、 藝祭ですね。

 

今現在、九月の藝祭に向けて芸大ではもうすでに動き始めているそうです。

デザイン科では、御輿のデザインが決まったり、法被のデザインも決まってきているみたいです。

今年はどんな御輿ができるのか楽しみですね!

 

僕も学生の頃、御輿班に属して御輿をつくってました。

なつかしい。。

めっちゃ蚊にさされたけど。

 

デザイン科は動物園の真横の薮に囲まれた太陽がサンサンとあたる場所で御輿を作ります。

最近場所はどこなのかわかりませんが。

 

藝大の御輿はどんな行程でできていくか、ちょろっとご紹介します。

 

 

 

まず、クラスから御輿班隊長副隊長をきめます。

 

この二人が、御輿を完成させる為に物事がスムーズに進むよう、行動し指示していきます。

 

次にクラス内全員で、御輿のデザイン案を描き投票により決めます。

 

決まったら、マケットを作ります。マケットというのは御輿のミニチュア版みたいなものです。

これは、まず、デザイン工芸科や彫刻科ならおなじみの水粘土で作ります。

ただのマケットと思って手を抜く事は一切できません。これがしっかりしていないと、実物では作れないからです。

決まったデザイン案をもとに、立体化していきます。

実はこれ、かなりたのしいです。

 

こんどはその粘土の模型をもとに、スタイロフォームという高密度発泡スチロールをベースにして同じサイズで作ります。

電熱線を使い、スタイロを模型にあわせてカットし、張り合わせてベースの形体を形作ります。

この行程は、実物で作るときとほぼ同じです。

だいたい細く削りつつ全体が見えてきたらプルミエという高級石粉粘土で

コーティングしながら更に細かな表情をつけていきます。

できたらジェッソを上から塗り着色できるようにします。

その後は着色して完成です。

 

このマケットをもとに、実物の御輿を作っていきます。

 

御輿なので、担ぎ棒のついた土台の上に、巨大な高密度スチロールを並べてマケット同様に仕上げます。

 

夏休み期間の約一ヶ月ほどを、制作についやします。

 

真夏のクソ暑いなか、わいわい作るのは、忘れられない最高の思い出になります。

めっちゃ蚊にさされるけど。

 

御輿を作ってるときは、本当に暑いので、冷蔵庫を設置したりクーラーボックスをおいたりして、

いつでも水分補給できるようにしています。

 

ここで、少々下品な話になりますが、自分の時の体験談をちょっとかきます。

 

あまりの暑さにみんな水分補給をめちゃするんですが、トイレに行かないんですよ。ほとんど。

一日に一回いくかどうか。

あんだけ飲んだら普通はトイレいくだろうに。

 

飲んだそばから汗として流れていくんです。

ほぼ直射日光のなかでやるので、、

めっちゃ蚊にさされながら。

 

 

 

そんな感じです。

 

 

御輿班だけではなく法被班、店舗班共に一夏かけて思い出を作っていきます。

めっちゃ蚊にさされるけど。

 

 

 

 

ちなみに、自分のクラスの御輿はこんな感じでした。画質悪くてすみません。

 

 

 

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賞もたくさんもらいました。門のとこに飾ってた時の写真です。

 

 

 

 

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この御輿、どういうデザインになってるかというと、

猫の集まりで大きな猫になっているんです。

これは浮世絵師、歌川国芳の猫の絵がモチーフとなっています。

最高にかっこいい仕上がりです。

 

 

 

 

 

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土台となる瓦屋根の後ろには、鬼瓦がついています。

自分は、メインの猫の顔と鬼瓦を中心に作ってました。

 

 

 

 

 

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本物の猫とツーショット。

 

 

 

 

 

 

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集合写真です。

 

 

 

 

 

さて、

柏美術学院のデザイン科学生講師のうち二人が一年生で藝祭の主役なので、

どんなものを仕上げていくのか楽しみです。